今日はこんな疑問に答えていきます。
腰痛になってしまったときに、病院にかかればいいのか、整体や接骨院にかかればいいのか針に行けばいいのか、マッサージに行けばいいのか分からないと言った「腰痛になったらどこに行けばいいのか分からない」という人に向けてこの記事を書いています。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いている僕は、34歳の元理学療法士で現役の整体師ニャンちゅうです。(歴12年)
☑本記事の内容
- ポイントは急性期or慢性期
- 根本的に改善したいなら〇〇がおすすめ
※この記事は5分で読めます。
腰痛で病院にかかる時は「急性期」と「物理的問題」
結論からまずお伝えします。私の見解は以下の通り。
結論:入口(検査など)としては病院でもOK、しかし継続(治療)は整体や治療院にするべき
腰痛になってしまった時に、インターネットで解決方法を探している人は「まず病院が第一選択肢でしょ!」と思っている人が圧倒的に多いと思います。
患者さんの心理としては以下の通り
● すぐに痛みを抑えたいから薬を出してほしい
● とりあえず整形外科に行けば安心だ
腰が痛くなると上記のように考えている人が多いので、今の日本では病院が多くの腰痛患者さんの第一選択肢として定着しています。
最近はコロナの影響もあってテレワークなどのデスクワークによる腰痛も本当に増えています。
でもこれはあくまでも【一般的な人間の心理面】から生じる選択ということであって、本当に腰痛を改善したいと考えている人はもう少し的確な選ぶ時の判断基準を自分で持っている必要があると思います。
そこで以下では私が考える2つの判断基準を専門的に解説します。
その1)急性期or慢性期のどちらですか?
元理学療法士で現役の整体師である私が専門的に2つアドバイスをするのであれば、一つ目はあなたの腰痛が「急性期」か「慢性期」かということです。
急性期とは?:病気を発症した直後のこと。炎症や物理的な問題が生じている場合。
慢性期とは?:発症から3か月~以上続いている状態。痛みは軽度~激痛まで個人差がある。
要するに、あなたの腰痛が急性期の状態で炎症が起きていたりする場合に関してはまず炎症自体を鎮める必要があるので病院での適応になります。
炎症が起きている場合には腰に以下の4つの状態が見られている可能性があります。
● 腫脹(腫れている)
● 発赤(赤くなっている)
● 機能障害(機能的な問題がある)
上記のような4つの状態が確認できれば炎症が起きている可能性が高いです。
(全てが確認できなくてもいいです)
しかし、炎症も一般的には見慣れていないと素人が自分で正確に判断するのはとっても難しいことです。
また炎症の所見として血液検査を行うことでCRP値や白血球の増加などでも炎症の有無を判断することができます。
血液中にあるタンパク質の一種。炎症や感染が起きると血液中のCRP値が増える。
基準値は0.3㎎/㎗以下 血液検査を行うことで確認することができます。
その2)物理的に問題が生じている場合
病院での治療が必要な場合の2つめは、「物理的に問題が生じている」のかどうかです。
物理的な問題というのは、例えば以下のような状態です。
・骨が折れている
・骨が削れてトゲになっている
・神経を明らかにヘルニアが圧迫している
などの手術によって組織の再建が必要だったり、骨がくっつくなどの回復を待つ必要がある場合で明らかな異常が見つかった時は整体はNGです。
このように物理的な問題が生じている場合は、同様に「病院の適応」となります。
上記の2つ「急性期の炎症」と「物理的な構造上の問題」はお互いに関連しあっていてその両方が所見として観察できることが多いです。
骨折の場合は、物理的な問題ですので骨がくっつくまで待つ必要があるので丁重にお断りしています(゚_゚;)
分からない人はとりあえず検査を受けるべき
まず大事なことは、上記の2つの状態の有無を確認することです。
血液検査やレントゲンやMRIを行うことで上記の2つの状態を調べることが可能です。
2つの状態が確認できれば、病院で治療を行う必要があります。
要するに病院ですべきことは①炎症を鎮める②物理的問題を解決するの2点です。
逆に検査をした結果、「上記の異常が見られない場合は病院の適応ではない」という判断になります。
以下で解説していきます。
腰痛になったら病院に行くのが当たり前の時代はもう古い?
ここまでは腰痛の中でも病院が適応になる腰痛のケースを解説しましたが、実は腰痛患者さんのほとんどは急性期でもなく、物理的な問題が検査で判明しない人が多いという事実があります。
要するに腰痛でも慢性的で物理的問題がない腰痛の人の方が圧倒的に多いということになります。
基本的に慢性的な腰痛に対しては、病院ができることは「対症療法」のみです。
出ている症状に対して何らかの治療を施すこと。その場しのぎ。
根本的に改善するものではない。薬、湿布、電気、注射、手術など
要するに慢性的な腰痛に関して根本的に改善するという観点では病院は「適応外」なのです。
腰痛でも慢性的な腰痛であれば病院以外の治療院や施術所に行くべきだということです。
腰痛で病院に行くことが当たり前だと思われていた時代は2021年の今では古いと言えます。
病院と整体どちらが悪いとか良いとかということではなく、腰痛の状態によって的確に治療の方法や治療機関を選択しなければやはりいつまでたっても改善させることは難しくなってしまいます。
では慢性的な腰痛の場合、一体どこで診てもらえばいいのでしょうか?
最後に以下で解説します。
腰痛になったら病院以外にどこへ行けばいいの?
そんなあなたのためにプロの私がどこで腰痛を診てもらえばいいのかオススメしておきます。
病院以外の腰痛を診てくれる施設としては実はさまざまな種類があります。
慢性腰痛に対しては基本的には東洋医学に基づく施設が中心になります。
以下の選択肢があります。
・整体院 ←※一番おすすめ
・接骨院
・整骨院
・骨つぎ
・あんまマッサージ
・カイロプラクティック ←おすすめ
・治療院 ←おすすめ
・鍼灸院
今、日本ではいろいろな治療院が存在し、その数はコンビニの数を優に超え数十万件という数があります。
そんな数ある中からあなたの住んでいる地域で自分に合う治療院を選ぶのは難しいと思いますが、おすすめは自費での治療を選ぶことです。
というのも病院や接骨院などの保健が効く治療ではできることが限られているし時間的な制約などいろいろな制限があります。
腰痛を本気で根本的に改善したい人は、国家資格を持つ先生で且つ自費の整体院(治療院)で腰の状態を見てもらうことをおすすめします。
プロ整体師が腰痛で病院に行った人からリアルな話を聞いてみた!
では最後に実際の患者さんのリアルな声をお届けします!
病院へ行った慢性的な腰痛を持った多くの人が口をそろえて言うのは、
・待ち時間だけ長くて診察は短いし体にも触ってもらえない
・電気を流したり、ウォーターベッドで寝るだけ
・痛み止めの薬や湿布が処方されるだけ
・すぐに手術を促される
・正直、通っていても改善する気がしない
・治療の時間が短すぎる などなど
上記のような感想を持っている人が本当に多いです。
要するに上記のような感想をもったことがある人は【病院が適応でない、慢性的な腰痛である可能性が非常に高い】のです。
患者さんは内心では上記のように思っていてもなかなか本音を言えない人も多いようですね。
慢性期の腰痛に対しては、病院で対症療法を続けていても治療自体が終わることがありません。
もちろんこの先続けていても改善が難しいです。
むしろ対症療法を続けている間にもどんどん悪化しているということに患者さん自身が早めに気付くべきなのです。
まとめ
結論はあなたの腰痛の状態によって病院か整体かは異なるということです。
2つの結論をまとめます。
【結論1】
入口(検査)として病院を受診するのはOK、しかし慢性タイプの腰痛がほとんどなので継続的な治療をするのであれば整体や治療院にいくべき 特に腰痛専門の整体院がオススメ!
【結論2】
✓ 急性期(炎症あり)+ 物理的な問題ありの人 ➡ 病院に行く
✓ 慢性期(炎症なし)+ 物理的な問題なしの人 ➡ 整体、カイロ、治療院に行く
自分では判断できないという場合は、まずは病院で検査をしても良いと思いますが、慢性的な腰痛にも関わらず病院を受診し続けている方も多いので、今回の記事の内容を一つの判断材料にしてみてください。
今日はここまでになります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ではまたニャ~=^_^=
正直、病院にいくこと以外に思いつきません。
詳しい方がいればどこにいけばいいのか分かりやすく教えてください。