【腰が悪いと信じる腰痛患者さん】
「しばらく腰が痛いんだけどこの間、腰をマッサージしたらよけいに痛くなっちゃったよ」
「腰ってマッサージしちゃダメなのかね?」
「何が原因だか全然分からないからどうしたらいいんだろうな??」
「腰を触らないで改善する方法があるんだろうか?」
という腰痛でお悩みのあなたの疑問に答えます。
☑本記事の内容
●腰痛の原因になるおしりの筋肉とその解消法
この記事を書いている私は月250回以上施術を行っている整体師で、開業から3年目の現在も腰痛患者さんを中心にどこに行っても治らないような患者さんだけを日々診させて頂いています。
毎日多くの腰痛患者さんと向き合い、半年以内に9割近くの方は再発を起こさず根本から改善しているというくらいまでになりました。その腰痛改善ノウハウをご紹介します。
本記事では、実際に腰痛患者さんからいただく悩みにお答えしていきます。
腰痛でお悩みの方はぜひご覧ください。
この考え方を持てば、あなたの体は明日から変わるとお約束します。
今回、お伝えする腰痛は【筋・筋膜性の腰痛】に関するお話です。
よーするに、筋肉とか筋膜のせいで腰痛が起きている人に向けた内容なっています。
筋肉・筋膜のせいで腰痛がある人ってものすごく多いので、見逃せないですよ。
では早速見ていきましょう!
腰痛はおしりの筋肉が原因の人が多い件
まず腰痛になってしまったら、多くの人が共通してある同じことを考えます。
それは真っ先に私の腰痛は当然のように腰が悪いんだろうと勝手に思いこんでしまっているという事です。
実はこの「当然腰痛なんだから腰が悪いだろう」という誰でも一度は思ってしまう固定概念みたいなものがあなたの腰痛改善を大きく妨げているという事実があるという事をまず最初に理解する必要があります。
高確率で【おしりの筋肉】が固まっていることで腰痛を引き起こしています。
これが私の持っている結論です。
腰痛を改善できる人は、自分の固定概念を壊して考え方を柔軟に持つことが出来ます。
改善できる人の共通点は「腰以外に原因があるんじゃないか」と考えることができているという事です。
腰以外と言ってもあまりに範囲が広すぎるので、今回は特に原因になりやすい「おしりの筋肉」について少し話を深堀りしていきます。もしあなたが腰痛で悩んでいるのであればまず一番始めに「おしりの筋肉」をみていくのを私はおすすめしますよ。
なんで腰じゃなくておしりなのか?その理由を下で解説しています。
おしりの筋肉はなぜ腰痛の原因になる事が多いのか?
なぜお尻の筋肉は腰痛の原因になる事が多いのかというその理由を3つほど解説していきます。理由は以下の通り
2.筋肉自体が大きいので頻繁に使う
3.患部である腰部に近いから
以上3つをそれぞれ順番に解説していきますね。
土台になるので負担が集中する
普通に生活していると「足が疲れたな~」って感じることは良くあることだと思います。皆さんが感じるあの足が疲れたという感覚は実は最終的におしりに負担が集中しているんです。
体の真ん中にあるおしりの筋肉は体の土台部分に位置します。
おしりが土台になっていてそこから足が生えているようなイメージでいいと思います。
更に骨で言うと骨盤が足の土台の役割をするのですが、その骨盤をコントロールしているのがまさしくおしりの筋肉と言えます。
土台になる部分の特徴としては、土台と連結している部分の影響を大きく受けるという性質を持っています。
なので足側の負担は知らないうちにすべておしりに集中するようにできているのです。
「なので足が疲れたな~」って時はほとんどおしりに疲労が集中しているのでこの足の疲労をなくしたいと思ったら逆におしりの負担を無くしてあげると足の方は楽になるのです。
全身の筋肉はつながっており、特に足の筋肉はおしりと連結している筋肉がほとんどです。
この連結している筋肉の影響が最終的にはおしりの筋肉に負担として集中しています。
筋肉自体が大きいので頻繁に使う
次に腰痛の原因になるおしりの筋肉は筋肉自体が非常に大きいという事が挙げられます。
人間の体には約400個以上の筋肉があると言われていますが、中でもおしりの筋肉(大殿筋)は非常に大きい筋肉になります。
また殿筋群とも呼ばれる事があるのですが、おしりの筋肉自体は1つではなくいくつかの異なる筋肉が重なり合っているのでおしりの筋肉を1つのユニット(塊)としてみる事も多いです。
その分、筋肉の面積がより大きくなるので筋肉の力は強くなり身体に与える影響は大きく、筋肉が大きいほど使用頻度は自然と高くなります。
そのため腰痛の原因となり易いと言えるのです。この殿筋群に関しては以下の【腰痛の原因になるおしりの筋肉は5つ】でご紹介します。
患部である腰部に近いから
もう一つはおしりが非常に腰に近い部分であることが影響しています。
もちろん距離が遠い筋肉に比べて筋肉の場所が隣接していればより影響力がでてしまいます。
よく患者さんの中にも違和感や不快に感じる部分がおしりなのか腰なのか自分でもどちらか分からないという人も多くいます。そのくらい腰とおしりの距離は近い位置関係になります。
なので患部である腰に近いおしりの筋肉は、固まる事によって腰に大きな影響を与えてしまい腰痛の原因になるのです。
おおよそ私が考えるおしりの筋肉が原因になる理由は簡単にまとめると3つほどに集約されます。
どういう仕組みでおしりが原因で腰痛になっているの?
おしりが腰痛の原因になりやすい理由は分かったけど、次に気になるのがおしりの筋肉がどのように腰痛に関連しているかと言う事ですよね。
お尻が腰痛の原因って言われてもおそらく「???」の人も多いと思うのでこのあたりを解説していきます。
まずは腰が非常に症状が出やすい場所である事をまずは知ってください。
言い換えると腰は症状が出やすい部位なのでたまたま腰に症状が出ているというだけだという事です。
あくまでもたまたまです。考え方としてここが非常に大切です。
他にも膝や首などの部分は症状がでやすい場所になりますが今回はたまたま腰に症状が出ただけだと思って下さい。
同じようにおしりが硬いことで膝や首に症状が出る方が一定数はいるという事です。
【おしりの筋肉が硬くなる】→【腰を引っ張る】→【腰痛が起きる】
基本的には、腰に近いおしりが上記で説明したような理由で負担がかかり、その負担が続けてかかる事によって筋肉が疲労し硬くなってしまいます。
おしりの筋肉が硬くなってしまう事によっておしりの筋肉がスムーズに伸び縮みする事ができなくなるので結果的に近い所に位置する腰の部分をひっぱってしまい腰痛を引き起こしています。
おしりを中心とした筋肉が硬くなり柔軟性を失う事で動作の際に腰の筋肉が引っ張られてしまい腰痛を引き起こしているという事です。
この仕組みさえ理解できていれば、腰痛の場合に「腰のせいだ」と思う事がなくなるはずです。
腰痛の原因になるおしりの筋肉は5つ
腰痛の原因になるおしりの筋肉はだいたいこの5つの筋肉に分かれます。
筋肉の名前自体は覚える必要もなくおしりの筋肉は1つではなく、いくつかの筋肉をまとめておしりの筋肉といっているという事が分かれば良いかと思います。
・大殿筋
・中殿筋
・小殿筋
・大腿筋膜張筋
・外旋筋群
聞いたことある筋肉もあれば、初めて聞く筋肉もあるかと思います。
上記の5つの筋肉が主なおしりの筋肉になるのですが、やはり一番重要なのは大殿筋だと思います。一番表層にあり他の4つの筋肉の上にかぶさるように位置しています。歩いていても座っていても負担がかかる筋肉です。
いわゆるアウターマッスルと言われる筋肉で、股関節の動きに大きく関わります。
表面の筋肉は、関節の運動を主にコントロールしているので、股関節を動かす時に非常に負担がかかります。殿筋群というくくりで考えるとおしりに関係する主に5つの筋肉が硬くなり腰の筋肉をひっぱってしまうと腰痛を引き起こしてしまうわけです。
おしりの筋肉からくる腰痛の解消法
おしりの筋肉が原因で腰痛を引き起こしている場合、そんなに難しく考える必要はなく、おしりの筋肉を柔らかくして、伸ばしてあげる事で解消されます。
筋肉を柔らかくほぐす → ほぐした筋肉を伸ばしてあげる
たったこれだけです。
通常の筋肉の状態にすることが出来れば、腰は引っ張られなくなるので自然と腰痛は起きなくなります。
最後に【注意点】があります。
おしりの筋肉を柔らかくして伸ばせば確かに腰痛自体は軽快していきますが、ここで完全に改善したという状態ではありません。
なぜならあなたの生活の自体が何も変わらなければまた以前のように体の状態はいつか必ず戻ってしまいます。
「せっかくおしりの筋肉を柔らかくしたのに、ストレッチしたのにちっとも良くならない」とならないようにしたいですよね・・・。
生活が今までと変わらず、筋肉がまた硬くなってしまっては再発という状態になってしていますということを理解しておくといいですね。
生活の改善、姿勢の改善、ストレッチの習慣など生活の仕方までもトータルで改善できて初めてあなたの腰痛が改善されるのです。ここだけは間違えないでくださいね!!!
腰痛をおしりで改善する まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事で知ってもらいたいことは、おしりの筋肉が硬くなることで腰痛がおきている事が多いので、いつまでも腰をマッサージしたりストレッチしても腰痛は改善しないんですよという事をしってもらいたいと思います。
施術家からすると当然だと思っている事も、なかなかまだ世の中に広まっていない事が多いです。
腰ときたらおしりが原因だという視点を持てる人が腰痛患者さんの中にもたくさん増える事を願っています。
ぜひ参考にしてみて下さい。