今日はこんな疑問に答えていきます。
施術経験は12年で5万人以上の腰痛患者さんの施術に関わってきているニャ。
現在も毎日【腰痛専門】で施術をしてるニャ!
今日は、【腰痛で仰向けに寝れない原因は? 答えはお腹です】という内容でお伝えしていこうと思います。
仰向けになると腰が痛くて眠れないって結構つらいですよね。
腰痛のせいで途中で起きてしまっていつも寝不足なんていう人もいるかと思います。
そんな腰痛のせいで仰向けで眠れないという悩みについて解説していきます。
腰痛で仰向けがツラい人は【お腹の筋肉】に注目!
寝ているときの腰痛で最も多いのが「仰向けで寝ると腰が痛い」という悩みです。
しかし実はその原因は多くの場合、腰には原因がない事がほとんどなのです。
まずこの事実を受け入れることから始めることが大切です。
関連記事:【まだ間に合う】腰痛で悩む人に共通する「はしごのかけ間違い」って何?
多くの腰痛が治らない人は腰が痛いと腰に何か問題があるに違いないと考えています。それこそが腰痛がいつまでも改善しない理由なのです。腰が悪いんだと考えたい気持ちはすごく分かります、しかしその考え方を変えることこそあなたが仰向けでの腰痛を改善するための第一歩になるのです。
では、仰向けの腰痛の原因はどこにあるのでしょうか?
まずは答えを先にお伝えしておきましょう!
実は仰向けでの腰痛の原因はお腹の筋肉が固まってしまっていることにあります。お腹の深い所に位置する「大腰筋(だいようきん)と腸骨筋(ちょうこつきん)」という2つの筋肉が固まることが原因で仰向けで腰痛を起こしているケースが非常に多いという事なのです。
「えっ!? 本当に腰のせいじゃないの?」 こんな風に思ってくれた方が一定数いれば嬉しいですが、
腰痛で仰向けがツライ時に腰をさすっていても、腰に痛み止めの塗り薬をぬっても、コルセットをしても改善することが出来ない理由はお腹の筋肉である大腰筋と腸骨筋が原因で仰向けでの腰痛が出ているからなのです。
まずここでは仰向けで腰痛を生じてしまう原因は腰ではないということを理解する事が最も重要なのでしっかりとポイントを押さえておきましょう!
それでは次にもう一歩だけ踏み込んで仰向けでの腰痛について一緒に考えてみましょう!
横向きでは痛くない!? 仰向けとの姿勢の違いは?
あなたは、「仰向けでは腰痛を感じるのに、横向きでは腰痛は感じないし、むしろ横向きの方が楽♪」
こんな風に感じたことはないでしょうか?
同じ寝る姿勢であってもどうして横向きか仰向けかでこんなにも腰痛の感じ方が違うのでしょうか?
実はこの痛みの違いは、姿勢の特徴の違いに答えが隠されています。
姿勢の違いを見ることができれば仰向けでの腰痛を改善する事が出来るのです。
そもそも横向きと仰向けの姿勢の特徴その大きな違いは、体が伸びているか曲がっているかの違いです。人は仰向けだと体を伸ばしていますが、横向きになると体を丸めて曲げてしまいますよね。
● 横向き:体を曲げている
この2つの姿勢の違いから分かる事は、体が伸びている時に腰痛を感じ、曲がっている時には腰痛を感じないという点です。
寝られない時は姿勢とか寝具とかはこだわった方が良いです。こちらの記事も参考になります。
関連記事:【厳選】腰痛で眠れない時に使いたい3つの快眠グッズとは?【枕にこだわれ】
では次にこの姿勢の違いと大腰筋・腸骨筋との関係について解説したいと思います。
仰向けの腰痛は「腸腰筋」が無理に伸ばされている!
先ほどお腹の筋肉とお伝えした大腰筋や腸骨筋は、2つの筋肉を合せて腸腰筋という呼び方もします。「大腰筋」という字の通り、実は大きな腰の筋肉なのです。
大腰筋と腸骨筋はある2つの動作の際に、筋肉が縮むことが分かっています。
・体(体幹)を曲げる
主にこの2つの動作を行う事で大腰筋が縮みます。
上記の2つの動作は楽な横向きの姿勢の時と一致しませんか?
感のいい人はもう分かると思うけど、横向きでは大腰筋は縮んでいるから痛みが出ないニャ!
逆に、仰向けになると縮んでしまっている大腰筋が無理やり伸ばされる状態になるので腰痛が起きてしまいます。
固まった大腰筋と腸骨筋が仰向けで無理に「伸ばされてしまう」ことが仰向けでの腰痛の正体になります。
腰痛で仰向けが出来ない人は「反り腰」をチェック!
仰向けでの腰痛がツラい場合、姿勢としては仰向けにも関わらず反り腰になってしまいます。
要するに寝ているときに腰が浮いているような状態だということです。
これは主に大腰筋・腸骨筋が縮んでいる影響です。
次は仰向けで反り腰になっているかどうかをチェックするための方法をお伝えします。
非常に簡単なので仰向けで腰痛がある人は試してみて下さい。
②:手の甲を天井に向けた状態で腰の下に手を入れる。
反り腰をチェックする方法はたったこれだけです。
仰向けでの反り腰を軽減するには、マットレスも重要です。
仰向けでの腰痛が気になる人はチェックしてみて下さい
⬇ ⬇ ⬇
反り腰じゃない場合:腰が反っていない人は手が腰の下には入りません。(もしくは入りにくいです)
仰向けでの腰痛を改善するための簡単な方法とは?
仰向けでの腰痛を改善する方法は、簡単で反り腰を作ってしまっている原因である大腰筋・腸骨筋を柔らかくほぐしてしっかりと筋肉を元の長さの状態に伸ばしてあげる事です。
たったこれだけです。
具体的には、
❶大腰筋・腸骨筋のマッサージ
❷大腰筋・腸骨筋のストレッチ
この2つを行います。
ここでは簡単な自分でできる方法をお伝えします。
❶大腰筋・腸骨筋のマッサージ
大腰筋と腸骨筋を自分でマッサージする方法です。
1)仰向けで膝を曲げて寝ます
2)軽く膝を開きます
3)おへそと骨盤の前にある出っ張り(上前腸骨棘)の2点を探します
4)2点を直線で結んだ線のちょうど真ん中に両手の指先を重ねた状態で手を置きます
5)そのままお腹に向かって無理のない程度に圧迫します(この時点で痛いかもしれません)
6)できる人は、圧迫した手を内側に動かします。(難しい人は無理しないで下さい)
7)大腰筋にさわれていると、気持ち悪く不快な感じや痛みがあります。
8)そのまま2~3分ほど軽くマッサージを続けます。
9)これで自分で大腰筋のマッサージが完了です。
1)仰向けで膝を曲げて寝ます
2)軽く膝を開きます
3)骨盤の出っ張りを探します(上前腸骨棘)
4)出っ張りの内側(骨盤のきわ)に両手の指先を重ねておきます。
5)少しお腹側に圧迫を加えます。
6)できる方は、圧迫したまま外側に向かって押してあげます。
7)上手くさわれていれば感触としては嫌な不快な痛みがあります。(コリコリしているのが腸骨筋です)
8)同じく2~3分ほど軽くマッサージします。
9)これで腸骨筋のマッサージが完了です。
※青色で表記した部分が大腰筋と腸骨筋のマッサージをするときの違いです。
❷大腰筋・腸骨筋のストレッチ
大腰筋と腸骨筋をストレッチする方法です。(下記の画像参照)
1)両足を前後にできるだけ大きく開きます(上記の画像をマネして見て下さい)
2)前の足に体重をかけます
3)上半身をしっかり起こします(腰は反らないように注意してください)
4)手は前足の膝においた方が安定します。
5)上記の画像では左足の付け根(前)にある大腰筋と腸骨筋をストレッチしています。
伸ばしたい方の足を引きます。(右の大腰筋・腸骨筋を伸ばしたい場合は右足を後ろに引く)
6)深呼吸しながら1分間そのままキープです。
7)これを無理のない程度に3回繰り返します。
8)これで大腰筋と腸骨筋のストレッチは完了です。
❶大腰筋・腸骨筋のマッサージをしてから❷大腰筋・腸骨筋のストレッチの順番で行うようにして下さい。
少しずつ毎日取り組むと上達してくるはずだニャ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
何度も繰り返しいうようですが仰向けの腰痛の正体は腰ではなく、お腹の筋肉である大腰筋と腸骨筋が原因になっているということです。
仰向けでの腰痛はなぜおきているのかその原因と体の仕組みをしっかりと理解することが重要です。
原因を理解したうえで対処を行わないかぎり、永遠に仰向けでの腰痛が改善することはないのでこの機会にしっかりと考えて見ましょう!
あなたがどう考えるのかで全て変わってしまいますのでね!
ぜひ参考にしてみて下さい!
では今日はここまでです。
ではまたニャ~=^_^=
原因とか対処法を分かりやすく教えて下さい。