【どちらを選ぶ?】根本治療と対症療法の5つの違いとは?

マインド

 

悩む女性
根本治療対症療法違いは何ですか?

ここ数年、体の調子が悪くなんとか治したいと思っています。

でもどういう風に治療を選べばいいのかよく分かりません。

ぜひ両者の違いや正しい考え方を教えて下さい。

 

今日はこんな質問に答えていきます。

 

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✔ 本記事の内容

根本治療と対症療法の違いは?

どちらを選べばいいのか?答えを教えます。

 

根本治療と対症療法の違いが分かりませんという方に向けて正反対の2つの考え方の違いを分かりやすく解説していきます。

ニャンちゅう
小学生でも分かるように説明するニャ~! 治療以外にも参考になる考え方だニャ!

 

治療をしていても自分が今どちらを選んでしまっているのか分からない、いつまでも改善しないので困っているという方はぜひ参考にしてみて下さい。

 

それでは解説していきます。



根本治療と対症療法の違いとは?

 

まず根本治療と対症療法の違いが分からないという人は、両者がある意味相対する真逆の考え方や方法であることを理解する必要があります。

簡単にそれぞれを定義してみます。

 

根本治療(こんぽんちりょう)とは?

根本(こんぽん)とはその字の通り物事の根っこの部分という意味があります。基礎や基盤、土台みたいな表現をすることもあります。根本治療とは、痛みをはじめとする不快な症状に対する本当の原因なぜそうなってしまったのかを探し解決することを指します。

(症状)

✔ 風邪を引いてしまい咳や熱が出ている。

(根本治療)

✔ 不規則な生活が続いて免疫力が落ちていたので原因になっている生活リズムを見直して免疫力を上げる

 

といったような感じです。

一方で、

 

対症療法(たいしょうりょうほう)とは?

文字通り出ている症状だけを一時的に無理矢理、緩和したり消失させるための治療方法。要はその場しのぎ。一時だけ症状をごまかしたり、脳に感じさせないように働きかける治療のこと。人間が感じるそのときだけの苦痛や痛みから逃れたいときに使用される傾向にあるが、一般的には対症療法が第一選択肢として広まってしまっているのが現状。

(症状)

✔ 風邪を引いてしまい咳や熱が出ている

(対症療法)

✔ 咳止めや解熱剤などのを飲み無理に症状を抑えこむだけの治療。氷枕や冷湿布、のど飴なんかも対症療法とされる。

 

 

上記のように根本治療と対症療法には大きな差があるのですが、この治療方法や考え方を正しく理解している一般の人は非常に少なく、1つの「治療」という大きなくくりでみられてしまっています。

 

例え対症療法であっても病院が処方すると多くの人にとってそれが体の不調や痛みなどを改善する正しい方法だというふうに見えてしまいます。要は対症療法である薬は痛みや不快を治してくれてその薬を出してくれる先生(ドクター)が患者さんにとっての正解となってしまっているのです。

 

あくまでも理解しているのは医者を中心とした一部の医療関係者だけで基本的に患者さん側はほとんど人が知らないというのが現状なのです。

 

はっきり言って、医者も薬や手術が対症療法だと理解したうえで行っているのです。

これは患者であるあなたには言わないだけです。

 

症状がつらすぎる人には、一時的に症状を和らげる処方をすることもときには必要ですが、理解している医療関係者側が同時に根本的な治療を患者さんに促したり指導しない限りいつまでも一般の人の「治す」という本当の意味についての意識が変わることはないのです。



理解しよう!根本治療と対症療法の5つの違いとは?

 

ここからは根本治療と対症療法の5つ違いもう少し詳しく解説します。

まずは大きく5つの違いを知っておくと良いです。

 

以下の5つです。

①時間(期間)

②楽か大変か

③治療を受ける場所

④持続性

⑤原因を探すための評価をしているか?

 

それぞれ解説します。

 

①時間(期間)

 

まず大きく違うのは、治療にかかる時間や期間の違いです。

 

【結論】根本治療は時間がかかります。対症療法は時間がかかりません。

 

根本治療は、原因の大本(根っこの部分)を治す必要があるために、今ある問題を正直すぐに解決できるという訳ではありません。

例えばあなたが腰痛を改善したい場合、根本治療となると普段の悪い姿勢や生活習慣を改善させる必要があります。人が長年築きあげてきた習慣やクセなどを直すとなると一生懸命取り組んでもやはり最低で半年(6ヶ月)~1年はかかるということを理解しておくべきです。

 

一方で、対症療法をするのは時間がかかりません。効果の速効性はあるかもしれません。

薬を飲むだけですし、湿布を貼るだけです。

もう少し他の治療でも痛い腰をマッサージしたり、電気を流す、牽引する、温める、針を刺す、注射をするなどやろうと思えば対処療法はすぐにでも可能なのです。

 

人間は、速効性があるものに惹かれて、選んでしまう傾向にあります。

要は人はすぐに効果が出るような対症療法が好きなのです。

 

このような人間心理を理解しておくと、対症療法がいかに人間が好む治療法であることが分かります。

 

ですが、この記事を読んでくれているあなたに覚えておいて欲しいことは、

すぐに効果がある対症療法はすぐに効果がなくなるという特徴があります。

根本治療のように時間をかけて体の状態を改善していくことで、体を本質的によくしていけるようになり本当に治るという状態になるのです。

 

 

②楽か大変か

 

2つめの違いは、治療を行うに当たりどれだけの労力がかかるかどうかという点です。

 

要は大変さです。

 

結論:根本治療は「大変」、対症療法は「楽」

 

両者の違いは上記の通りです。

例えば、ダイエットにおける根本治療は何でしょうか?

それは食べもののコントロール適度な運動です。食べる量や質、時間、食べ方、バランスなど食事のコントロールをしないと太る根本原因を解消することができません。

これは誰しもが分かっていることですね。

 

一方で、対症療法と言われる方法は、痩せるサプリを飲む、矯正下着で体を締め付ける、脂肪吸引などの方法のことを指します。

両者を比べると、大変さにおいて大きな差があることが分かります。

明らかに根本治療の方が多くの人が嫌がるような大変な方法ですよね。

 

サプリを飲んだり、矯正下着をつけるのは今すぐにでも簡単にできます。あなたの周りにある簡単で短い時間で誰でもすぐできる方法というのは、すべて対症療法だというわけです。

 

普通に考えれば分かることですが、食事コントロールや運動をしないと痩せないということは多くの方が理解している一方で、大変な方法はとりたくないと感じ効果のない対症療法を行うことで、自己満足しているというのがリアルなのです。

あなたが本当に治したいのであれば大変だけど効果のある根本治療を自分の意思で選ぶべきなのです。

 

 

③治療を受ける場所

 

根本治療と対症療法はその治療が受けられる場所に大きな違いがあります。

 

結論:根本治療を受けるなら「治療院(整体院)」、対症療法を受けるなら「病院」を選ぶ。

ということです。

 

私は一体、どこで治療を受ければいいのかと悩んでいる人も非常に多いです。

あなたがどこで治療を受けるのかで、対症療法なのか根本治療なのか変わってきてしまいます。

 

例えば膝が痛い患者さんがいるとしましょう。

病院で治療を受けると、レントゲンなどの検査をうけたのちに多くの場合、「ヒアルロン酸注射やロキソニン湿布、痛み止めの薬」などの治療を行っている人がほとんどです。

特に多い上記のような方法は膝に出ている症状を抑えこむための治療方法でしかなく、決して治すものではありません。症状をごまかすことはできても改善するということはありません。

 

一方で、治療院や整体院では、

「なぜ膝が痛くなってしまっているのか?」

「どこが膝の痛みの隠れた原因になっているのか?」

 

ということを探したのちに治療を行います。

 

キーワードは、「なぜ?」とか「どこが?」という膝が痛くなってしまっている原因を治療院ではみることができるというのが両者の大きな違いです。

 

病院ではほぼ決まった検査上だけで、その治療方針を決めてしまっています。

一方で、治療院(整体院)では、病院ではみることができない体全体のゆがみや筋肉の状態など機械を使った検査上では分からない根本的な原因を探すことを得意としています。

あなたがどこで治療を受けるのかで、またあなたの体の状態をどう捉えるのかまたはどんな治療をするのかという点において大きく変わってしまうのです。

 

どこの場所で治療を受けるのかは当然、あなた自身が決めればいいですが、根本的な原因を取り除きたいのであれば必然的にあなたが選ぶべきなのは治療院や整体院になるわけです。

 

※ただし、整体や治療院と呼ばれる所でも、対処療法に近い施術を行ってしまっているところもあるので難しいですが見極めが必要です。

 

 

④持続性

 

治療の持続性においても大きな違いがあります。

結論:根本治療は効果の持続性が長い、対症療法は効果の持続性が短い

ということです。

 

こんな法則があります。

「すぐに良くなる治療法は、またすぐに悪くなるということ。」

逆に言えば、

「時間をかけてよくすれば、悪くなりにくい」ということでもあるということです。

 

治療の本質は、一度よくなったら再発しないようにするということです。

ちょっと良くなると勘違いしてもう大丈夫と安心してしまう人がいますが、よい状態が続いていなければ本当に治ったという状態ではありませんし、あまり意味がないということなのです。

ちゃんと治して持続性があるということを考えるのであれば、必ず根本治療をあなたは選択するべきです。

 

 

⑤原因を探すための評価をしているか?

 

最後に重要なのは、本当に原因をさがしているのか?ということです。

対症療法の一番の特徴は、「原因を全く探していない」ということです。

これは、痛いところに原因があるだろう、痛いところが悪いに決まっているという勝手な決めつけから起きている治療法だからです。

正直、何も考えていません。

 

例えば、腰が痛い人に何も調べもせずに、腰に湿布貼っておいて下さい。といってしまう医者がいるということです。

そもそも考え方が、素人と変わらないです。

だって誰でもできる考え方だからです。体の専門家である医者がいうことではありません。

医療が発達していると感じる人もいると思いますが、腰痛患者さんは全く減っていません。

それどころか増え続けています。

 

どうしてでしょうか?

 

それは、原因を探していない対症療法をずっとし続けているだけだからです。

根本治療をするには、あなたの腰痛の原因がどこにあるのかを探すことにあります。

ほとんどの場合、腰を診ているようでは腰痛は治らないです。

体のどこか他に原因があるのでいかに原因が探せるかどうかです。

もしあなたが根本治療を探しているのであれば、原因を探してくれているのかという所に注目してみて下さい。



まとめ(結論)

 

いかがだったでしょうか?

 

私が考える結論はこうです。

①「対症療法と根本治療はうまく使い分ける必要がある」

②「対症療法をしてもいいが、同時に根本治療をやろう」

③「楽な対症療法を選ばずに、大変だけど根本治療を自分の意思で選ぼう」

 

自分がやっている治療法が対症療法なのか根本治療なのかを理解していない人も多いと思います。

両者の違いを少しでも理解して自分の意思で決断してみて下さい。

 

ぜひ迷っている方の参考になれば嬉しく思います。

ではまたニャ=^_^=

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