こんにちは、現役整体師(元理学療法士)のニャンちゅうです(^o^)
いきなりなんですが皆さんは日頃、【 車の運転 】はしますか?
私も以前は通勤に車で1時間半かかっていたのでいつも運転する時には姿勢を気をつけるようにしています。
と言うわけで、今回は車の運転時に起きる腰痛の原因と対策についてのお話しをしていこうと思います。
トラックの運転手さんやタクシーの運転手さんなど特に仕事で日頃から長距離運転をする人から
Q:運転中に腰痛にならないように何か気を付ければいい事はありますか??
よくこんな運転中の腰痛について質問を頂きます。
このような質問に対して分かりやすくお答えしていきます。
とにかく車の運転で腰痛がある方は必見です。
✔ 運転中の姿勢が安定しない
✔ どんな姿勢やクッションが良いか分からない
✔ 車を運転する時の腰痛の原因を知りたい
✔ 腰痛の対策方法を知りたい
上記に該当する人は、ぜひご覧下さい。
この記事を読むとこんなメリットがあります!
● 運転の際にはどのような姿勢がいいのか分かる。
● 腰痛の対策方法が分かる。
【本記事の信頼性】
この記事を書いている私は現役の整体師(3年目)で元理学療法士(8年)でもあります。これまで合計2万人以上の腰痛患者さんの体を見てきた実際のリアルな現状と、経験から考える体のお悩み解消法をこのブログを通して発信しています。
現在は、個人で腰痛・ひざ痛専門整体院を経営しどこに行っても改善しない痛み・違和感・不調を訴える患者さんを中心に体全体のお悩みをトータルで解消させる施術で、予約は常に9割を超え、月の施術回数は毎月250回を超えています。改善後もケア目的で多くの方が通院しており、再発もほとんどなく2年以上経過という人も多いです。
そんな現役整体師のニャンちゅうがあなたの体のお悩みを解決していきます。
実際の施術に興味があるという方はこちらの公式HPをご覧ください。→整体院葉音~Hanon~公式ホームページ
【ちょこっと概要説明】
車の運転時に腰痛がおきる【5つの原因】とは?
車の運転時に生じる腰痛の原因はいくつかありますが、いつもの運転姿勢や自分では気が付いていない何気ないくせ・習慣のせいで腰痛を引き起こしてしまっている可能性が非常に高いです。
まずはそのあたりの原因を解説していきます。
ざっと以下のような5つの原因が考えられます。
原因② 座面と背もたれの間の隙間が空いている状態で乗っている
原因③ おしりの筋肉に負担がかかり硬くなってしまう
原因④ ブレーキペダルの構えすぎ、踏みすぎ
原因⑤ 長時間の運転で気が付かないうちにお尻がずっている
まずは上記に挙げた運転中に腰痛になる5つの原因を以下で深堀りしていきます。
原因①:いつも片手運転をしている
多くの腰痛持ちの人がなにげなくやってしまっているのが「片手運転」です!
運転席の窓を開けてドアに肘を掛けたり、もしくはアームレスト側に肘をのせて片手運転している人も非常に多いのではないでしょうか? 特に片手運転は男性で多い印象ですね!
実はこの片手運転が腰痛の原因になっています!
確かに、両手でハンドルをしっかり握るよりも片手の方がハンドル操作がしやすいっていう人も多いかと思います。
しかし片手運転は腰痛を引き起こす大きな姿勢の崩れに繋がります。
【ニャンちゅうの専門解説①】
人間の特性上、体にはバランスを保つ機能があります。分かりやすく言うと積み木の原理ですね!
積み木は1つがズレると倒れてしまうのでその上に置く積み木は少し反対側にずらさなければなりません。
この積み木の原理と同じだと思って下さい。
例えば私が右手で片手運転をすると当然右手が前に出ますよね?
人間は右手が前に出ることによって無意識のうちに体のバランスを取ろうとします。
ではどういう風にバランスをとるでしょうか?
答えは簡単で右手が前に出れば、お尻は後ろに引くと言う具合に右の腰(お尻)を後ろにひいてバランスを取ろうとします。これが積み木の原理です。というか人間の体の仕組みです。
この自然と右腰を引いてしまっていることが腰痛になっている原因ということなのです。
なのでこの片手運転が姿勢の崩れにつながり腰痛の原因になる悪い習慣の1つ目なのです。まだ一つ目ですが、この時点で心当たりはありませんか?(笑)あればすぐに片手運転はやめましょう!後半でどのようにハンドルを持つべきか解説していますので読み進めて下さい!
もう一度まとめると、片手運転をすると前に出た手に合わせて腰(お尻)を後ろに引いてしまう事で腰が反ったり、腰の筋肉が伸ばされて痛みが出るという事です。
原因②:座面と背もたれの間の隙間が空いている状態で乗っている
車のシートは特に座面と背もたれの間に隙間があるのをご存知でしょうか?
人が座席に座ったときに、深く座るところの溝にお尻が入り込んでしまいます。
お尻がシートの隙間に入ってしまう事で、お尻や腰を必要以上に反らせてしまうので長時間になればなるほど腰に負担がかかります。
姿勢としては腰のあたりが曲がりお尻が落ちたような姿勢になるために腰痛を引き起こしやすいです。このように腰を反らすような姿勢は腰痛の原因になりやすいです。
反り腰の腰痛についてはこちらの記事でも解説しています!参考にどうぞ!
原因③:おしりの筋肉に負担がかかり硬くなってしまう
長時間座っていると、お尻の筋肉が硬くなります。
特に体重分散が出来ずにお尻へ体重がかかり続けていると、どうしてもお尻には力が入り硬くなります。
【ニャンちゅうの専門解説②】
お尻の筋肉はずっと自分の体重によって圧迫されている状態になるので阻血状態になります。(血液が上手く流れなくなる)
お尻だけに限らず全身の筋肉は、血液によって栄養されているために血流が悪くなると硬くなります。
下記の記事でも説明していますが、お尻の筋肉が硬くなることによって腰痛を発症する可能性は非常に高いです。
お尻に体重がかかるのはある程度仕方がないことですが、できれば体重分散機能のあるクッションを使い、お尻への体重を分散できるとお尻が硬くならずに済みますので効果的な腰痛対策になります。
また座面が硬ければ硬いほどお尻の筋肉には疲労が蓄積していきます。
なので基本的には長時間の連続した運転はオススメしません。
原因④:ブレーキペダルの踏みすぎ・構えすぎ
運転中によくブレーキを踏んでしまう人・構えている人は腰痛になり易いので注意が必要です。
特に運転中、常につま先を挙げた状態でブレーキを持続的に構えすぎていたり、ブレーキを頻繁に踏んでしまうような運転をする人は注意が必要です。
つま先を挙げたり、下げたり頻繁にすることでふくらはぎに負担をかけてしまいます。
ふくらはぎやすねの筋肉の使い過ぎはこれも他の記事でも説明していますが、腰痛に発展してしまいます。
こちらの記事を読むことで足の疲労は腰痛に直接かかわりがあるのがよ~く分かると思います。
⑤:長時間の運転で気が付かないうちにお尻がずっている
長時間の運転ではお尻が少しずつずってしまいます。理由は後半の対策の所でも解説しますがシートがすべるとかお尻が痛いなどの理由がほとんどです。
【ニャンちゅうの専門解説③】
お尻がずってしまうと太ももの後ろにあるハムストリングスに負担がかかり易くなってしまいます。
するとハムストリングスは縮こまり硬くなると腰と連結しているために腰を引っ張ってしまい腰痛を引き起こすのです。
以上のような5つの原因が考えられるのですが、どれも不良姿勢であったり運転の習慣・くせが引き起こすものなので改善の余地がありますよね。
それではここからは以下でその対策方法をお伝えしていこうと思います!
腰痛にならないための対策は【運転姿勢】にある!
5つほど紹介した原因については、そのほとんどが姿勢や運転の仕方によるものです。
なので姿勢や運転の仕方を改善する事で運転中の腰痛には簡単に対処できるはずなのです。
以下の方法を実践してみて下さい!!
片手運転に対する対処法
片手運転に対する対処法は以下の通り
× 片手運転
〇 両手運転
片手でハンドルを持つと自然とお尻を引いてしまい体がゆがむことで腰痛になりますのでまずはシンプルに両手での運転を心がけましょう!
よく「時計の10時10分の位置でハンドル握るといいですよ!」って教習所でも教わる事がありますが正直、長時間の運転になればずっと手が挙がっている状態というのは結構疲れてしまうと思います。
【腰痛の専門家が教える対策方法】
なのでオススメは直線でしばらく真っ直ぐが続くような高速道路や広い道路ではハンドルの下を両手で軽く持っているといいです。
直線時だけでも手全体が上がらないので姿勢が崩れにくいです。
今はATの車が主流でMTの車は少なくなっていますが、もちろん好んでMTの車に乗っている人や、大型の車はまだまだMTの車も多いかと思います。
そういうMTの車の場合はある程度、シフトレバー操作も必要とするので片手での運転になり易いので腰痛も引き起こしやすくなるとも言えるでしょう。でも基本的に気をつけることは上記の通りなので補足程度にお伝えしておきます。
大切なことはいつもと違う運転の仕方をして事故を起こさないようにすること!!
なので事故を起こさないようにカーブや、右左折、車線変更時などの時だけは手をしっかりとハンドルを自分が操作しやすい位置に持ち変えて運転するようにして下さい。
運転の上手な人の特徴はやはり体の無駄な力が上手く抜けています。
常に力んでハンドルを握っていては姿勢がゆがむだけではなく、瞬発的な操作もしづらくなります。
常に腕が上がり緊張状態にあると長時間のドライブや、通勤はなればなるほど体がツラくなるのは当然です。
片手運転ではなく両手で運転しながら、力を抜ける時はなるべくリラックスした状態での運転を心がけるといいでしょう!
片手運転をする理由として他にも片手運転がかっこいいとか、こなれている感を出したいという感情も少し理解できますがそのような理由であれば自己責任です。としか言えなくなってしまいます。
背もたれと座面のくぼみを埋める
多くの車のシートは背もたれと座面との間にくぼみが出来てしまっています。
深く座るとそこにお尻が入ってしまう事で、腰をそらすような姿勢になってしまう事が考えられます。
なので座面のクッションと背もたれのクッションをダブルで入れることによりこの座面と背もたれの隙間を埋めることが可能であり腰痛対策には重要な事なのです。
そうすることで腰痛の原因となる反り腰を予防できるのです!
実際にクッションを入れていない状態で運転するのと自分の体形に合うクッションを入れた状態では運転中の体への負担は明らかだと思います。
【腰痛の専門家が教える対策方法】
ただクッションをいれるというよりも、座席の隙間を埋めるという目的でご自身の車にクッションを取り入れるといいということです。
下記でいくつか私がおすすめの背もたれ用クッションの紹介しておきます。
【メルセデスベンツ専用クッション】
Mercedes Benz カーシート 背中ク 腰痛予防 腰痛対策 クッション Mercedes Benz 専用 腰あてクッション 腰椎パッド
ちなみに私はトヨタのハリアー60系という車を乗っているのですがクッションを入れないとくぼみを感じるのでクッションを必ず入れるようにしています。
Quntis 車用クッション 腰痛対策 高反発 クッション 腰痛クッション 腰当て用クッション ランバーサポート 通気性 洗える 高分子材料 抗菌性 防カビ 運転手/サラリーマン/高齢者に適用する プレゼント
寝方の記事でも解説したのですが、隙間をうめて体と接触している面積を増やすだけで体の緊張はほぐれるのです。下記も参考にしてみて下さい!
低反発のものが結構疲れにくいですし、楽ですね!
低反発ランバーサポートクッション | 腰まくら|背もたれ【 腰痛緩和 姿勢矯正 車用クッション 腰枕】【オフィス 運転 椅子 腰クッション】【通気性抜群 背中 背当てクッション】Feagar【改良版】
お尻の筋肉が硬くなるのを防ぐ
車の運転に限った事ではなく、腰痛の主な原因の一つにお尻の筋肉が硬くなる事が挙げられます。
おしりの筋肉は様々な理由で硬くなると腰を引っ張ってしまい腰痛を簡単に引き起こします。特に座っている時の腰痛はお尻にどれだけ負担がかかっているのか知っておくと良いです。
お尻が硬くなると腰痛になる理由を詳しく解説した記事はもう一度こちらをご覧ください。
・抗重力筋なので重力に負けないように常にお尻の筋肉が収縮してしまう
・座面が硬いと筋肉が緊張してしまう。
・座面が滑るとお尻の筋肉が緊張してしまう。
・体重が一か所に集中すると筋肉が緊張してしまう。
・外股でアクセルブレーキを踏むのでお尻に負担が集中してしまう
・骨盤が後傾してしまうと外旋する→お尻に負担がかかる
などお尻に負担がかかる要素が運転中には満載なのです。このお尻にかかる負担を少しでもやわらげるためにクッションが有効的なのです。
下記でお尻の下に敷く用のクッションをご紹介しておきます!参考までにどうぞ。
ボンフォーム クッション ソフトレザーステッチ シングル 角型 ブラック 46X45cm 軽普通車用 5128-06BK
【腰痛の専門家が教える対策方法】
お尻への負担をクッションで軽減しながら足を外股にしないようにする(アクセル、ブレーキ操作時)
男性は外股でアクセル・ブレーキ操作をする人が多いので外股注意です。ちなみに外股にするだけでお尻に負担がかかります。
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ブレーキの操作を考える
運転中の腰痛が気になる人は、ご自身のブレーキ操作をもう一度見直してみて下さい。
運転中の腰痛で悩んでいる人はブレーキを踏みすぎている傾向にあります。
ブレーキを常に構えていたり、ブレーキを頻繁に踏んでしまう人は注意が必要です。
ブレーキを踏みすぎると以下のような状態に陥っています。
“ブレーキを踏みすぎる・構えすぎることでふくらはぎに疲労が蓄積して硬くなっています。”
腰痛の人に共通する特徴の一つとしてふくらはぎが硬い事が挙げられます。
ふくらはぎの筋肉は腰に繋がっているので硬くなりすぎると腰痛になります。
そこでブレーキ操作の見直しが必要なのです。
ブレーキを踏まない、構えすぎない運転のポイントは以下の通りで
●車間を十分にあけて周りに道を譲るなどの余裕を持った運転を心がけることです。
●車間を十分にあけていれば急ブレーキや細かいブレーキを踏む必要がなくなります。
譲り合いの精神で心と車間に余裕を持ちながら運転する事で安全運転にもなりますし腰痛にもならないので一石二鳥と言えますよね!
乱暴な運転をしていたり心に余裕がない運転を日ごろからしている人は、特徴としてやはりブレーキばかり踏んでいます。
【補足情報】
ちなみにMTの車を運転している人はクラッチも踏まなければいけないので余計に筋肉が固まりやすい傾向にあります。
お尻がずれないように工夫する
長時間のロングドライブでありがちなのが、運転しているうちにお尻が徐々にずって来てしまう事です。
この理由として挙げられるのが
②シート自体が滑りやすい
③足の長さに対して座席とブレーキ・アクセルとの距離があっていない
などが挙げられます。
理由は異なってもずってしまう状態に変わりはないので改善が必要なのですが、
それぞれ改善の方法は以下の通り
①お尻が痛い→座面に体重分散クッションを入れる。
②シートが滑る→座面に摩擦抵抗があるクッションを入れる。
また車購入の段階で滑らないシートか確認する。革のシートは結構滑ります。
③座席とブレーキ・アクセルとの距離→高さ調整可能な車は調整する(前後と高さ)
合わせてハンドルの位置も調整する。
もちろんクッションを入れた状態で調整してくださいね。
車の運転時に起こる腰痛は【筋肉】が主な原因であるという事
ここまで解説してきた運転中の腰痛を分析してみるとある共通点が浮上します。
それは、以下の通りで
腰痛の原因は何かと問われると圧倒的に多い答えが「姿勢」という答えが多くなるのはいうまでもないだろう。
その姿勢の悪さは、全身の筋肉に負担をかけているという事が重要なので姿勢が良い悪いというよりは筋肉に負担を掛けない姿勢や運転の仕方が重要であるという事を今一度確認しておきたいところだ。
上記で説明してきた理由だけではなく他にも
・エアコンの風で体が冷える
・集中して前をみているので目が疲れる
などもよく聞く理由として挙げられるがすべて冷えからくる血行障害による筋肉の柔軟性低下や、目の運動に関わる首の後ろ後頭下筋群などの疲労である。
結局の所、筋肉の疲労や循環障害による筋肉への影響になっているということなのです。
日常生活から気を付けていないと意味がない
多くの人が、運転中だけ気にしていればいいと考えている所にも問題がある。
普段から気を付けていなければ、腰痛持ちの状態で車に乗っているわけで痛くなるのは当然といえば当然の話としか言えなくなってしまう。
なので、自宅での座り方や普段の姿勢、十分なケアを日頃から心がけているからこそ車の運転時にも注意が出来るし、腰痛を起こしにくい運転が可能になるというところも重要だ。
上記の記事でも基本的な座り方やケアのお話をしています。参考までにどうぞ!
車の運転時の腰痛 まとめ
いかがだったでしょうか?
運転時の腰痛といえども、腰痛には変わりがなく通常の腰痛と考え方は変わらないのです。
いくつか運転に関する特徴的なポイントは今回の記事で抑えていただいたうえで、通常の腰痛対策は日常的に行う必要があるという事はお伝えしておきたいと思います。
楽しくドライブ、通勤、レジャーなど車に乗る事は楽しい事なので腰痛で苦しみながら毎回運転するなんて嫌ですよね。
正しい知識と考え方を知ってぜひ腰痛のない快適なドライブが出来るお手伝いが出来ればうれしく思います。
ぜひ実践してみて下さい。
今回は以上になります。また他の記事でお会いしましょう!!
ではまたニャ~!(=^..^=)ミャー
簡単に運転姿勢は変えられないし、休憩できない場合などはしんどいですよね。
そんな車を運転している時に腰が痛くなってしまう方はどんなことに気を付ければいいんでしょうか?
体の専門家からみた整体師目線で解説したいと思います。
それでは早速行ってみましょう!