今日はこんな疑問に答えていきます。
誰もが人生で一度くらいは経験したことがあるぎっくり腰。
でも病院に行っても明確な原因が分からなくって困っている人がすごく多いと思います。
ぎっくり腰の問題点は何回も繰り返しているはずなのにあなた自身が原因を理解していないということにあります。だから同じぎっくり腰を繰り返さないためにもまずはしっかりとした原因を理解することが重要です。
そこで今回は初心者のあなたでも分かるように「ぎっくり腰の原因」について解説をしていきます。
この記事を書いているのは34歳の元理学療法士で現役整体師のニャンちゅうです。5年前に独立開業し、初月から2021年の3月の現在まで月の予約が常に埋まる整体院を経営しています。
ちなみに私の整体院は腰痛専門なのでぎっくり腰の患者さんだけでも1000人以上はみて施術してきた経験をもとに解説します。
- ぎっくり腰の原因は?【明日から説明できる】
- ぎっくり腰の原因に心当たりある?【背景をつかもう】
- ぎっくり腰の原因が分かれば対処法が見えてくる【意外と簡単】
★この記事を読むメリット★
・ぎっくり腰の原因が明確になり明日から説明できる
・ぎっくり腰が起きる前兆を知ることができる
・ぎっくり腰になってしまった時に対処法に迷わなくなる
ぎっくり腰の原因を理解して再発させないようにするだけでなく、周りでぎっくり腰になってしまった人にもあなたが明日から教えてあげられるようにしていきましょう!
では早速ですが解説していきます。
ぎっくり腰の原因は?【明日から説明できる】
いきなりですがあなたはぎっくり腰ってどんな状態なのか説明することができますか?
ぎっくり腰の原因で言うと、年齢のせいとか寒いからとかストレスが原因とか、体重のせいとか原因不明ですねとか言われてしまうことが非常に多いです。
実際はこんなふうに言われることが多く、実は専門家でもぎっくり腰の原因を明確に説明できないケースがほとんどです。
寒さとか体重とかの影響を知りたい人は以下の記事も参考にして下さい。
それでは当然、ぎっくり腰初心者の人が原因なんて分かるわけはありませんよね。
ぎっくり腰は原因を理解していないことがとても大きな問題になります。
それはぎっくり腰は原因が分かっていないと何度でも繰り返してしまうからです。
ではまずは結論からです。
ぎっくり腰の原因は「慢性的な全身の筋疲労」という一言で表すことができます。
慢性的に全身の筋肉が疲労し硬くなってしまっていることが原因だということを理解しましょう。
あなたがぎっくり腰になったときってどんな時でしたか?
ぎっくり腰になってしまう時は以下のようなときです。
・子供を抱っこしようとしたとき
・重たい荷物を持ち上げようとしたとき
・車に乗ろうとしたとき
・くしゃみをしたとき
・トイレから立ち上がろうとしたとき
・朝、起きてから立ち上がるとき
人によって色々な場面でぎっくり腰になっていると思います。
多くの人は、上記で挙げたような動作自体に原因があると思っていますが、それは違います。
これらの動作は、ぎっくり腰のただの「きっかけ」にしか過ぎないからです。
ぎっくり腰の原因は動作自体にあるのではなく、そもそも全身の筋肉が慢性的に疲労して固まってしまっていることにあるのです。
では、ここでもう一つぎっくり腰の原因が分からなくなってしまう理由を解説します。
ぎっくり腰はホントに急性腰痛? 【原因不明で終わらせてはいけない】
病院に行くとぎっくり腰は「急性腰痛」という診断をされてしまいます。
その際に原因も不明と言われるのが通常のようになってしまっていますが、原因不明で終わらせてはいけません。
確かに症状は急激に出ているし、腰に激しい痛みが出てしまうのは事実です。
ですが、腰に出ている症状はあくまでも「結果」でしかなく、原因になっている筋肉は腰の筋肉ではありません。
ここを理解してください。
先ほどの原因が理解できていれば初心者の人にでもわかるはずです。
原因は腰ではなく、慢性的に固まっている全身の筋肉だということになりますね。
ぎっくり腰を急性の腰痛ととらえてしまうと、病院では炎症が起きているので安静にしておきましょうという判断になりがちですが、そもそもそのぎっくり腰のとらえ方に間違いがあります。
>>【必見】腰痛になったら病院に通うべき?【プロの答えはNO】
ぎっくり腰は明らかな慢性腰痛であるからです。
ぎっくり腰は慢性腰痛であるということが分かれば、安静ではなくすぐにでも治療を開始することが大切であるということになるのです。
>> 腰痛があるからと言って安静にしない! 動くのが改善への近道です。
ここまで理解できればこの記事で伝えたいことの50%はクリアです。
ぜひ明日から説明できるようにしてくださいね。
では、ここからはもう少しぎっくり腰について深堀していきますね!
ぎっくり腰の原因に心当たりある?【背景をつかもう】
ぎっくり腰の原因は、「慢性的な全身の筋疲労」であることは理解できたと思います。
ではあなたは自分の身体の全身の筋肉が疲労しているという自覚があったでしょうか?
多分ですがほとんどの人がないと思います。
「そういえば疲れていたな…」と心当たりはあればそれが背景としてあるわけなんですが…。
実はぎっくり腰の背景には、「オーバーワーク」という状態がほとんどの場合で存在します。
オーバーワークは直訳すれば、「仕事のし過ぎ」「働きすぎ」ということになり簡単に言えば体の疲労が限界を超えている状態だったということ。
そういうときは過度なストレスや、睡眠不足、慢性的なだるさ、自立神経症状などの不調が合わせてある可能性も非常に高いです。
なぜ慢性的な全身の筋疲労が起きるのか、その背景であるオーバーワークを理解しないと、原因が分かったところでどうしようもありません。今すぐオーバーワークではなかったかもう一度、自分の生活を見直してみてください。
ぎっくり腰の原因に年齢は関係ない【10代の若い人でもなる】
ぎっくり腰になる人は慢性的な腰痛なので、基本的には年月を重ねた40代以上の働き盛りの人が多くなる傾向にはあります。
ですが、原因である慢性的な負担がかかり続けているのであれば、10代の中学生や高校生のように若い人でも関係なくぎっくり腰にはなります。
だいたい部活動とか習い事なんかの運動系が影響していることが多いです。
疲労の原因がもしかしたら勉強のし過ぎなんて人もいるかもしれませんけどね…(*´Д`)
原因が理解できていれば、なぜ若いのにぎっくり腰になるんだろうという疑問は出てこなくなるはずです。なぜならぎっくり腰に若さは関係ないからです。
若いうちにぎっくり腰を経験したことがある人は、ぎっくり腰になりやすい体になってしまっている可能性があるので早いうちに生活習慣を見直したり、自分の体に目を向けることでまだまだ普通に治ります。
今後、年齢を重ねてきたときに心配ですが若いうちにぎっくり腰を理解する機会があったということは非常に良い経験ができたと思うべきですね。
ぎっくり腰は原因が分かれば対処法も見えてくる【意外と簡単】
ぎっくり腰の原因が分からない人はいつまでも対処法も分かりません。
当然ですが、反対にぎっくり腰の原因が分かれば必然的に対処法が見えてきます。
原因が分かるようになればするべきことは意外と簡単です。
まずは原因をしっかりと理解することで適切なぎっくり腰の対処方法が選択できるようになってくるということです。
もう一度確認しましょう。
ぎっくり腰の原因は何度も言いますが「慢性的な全身の筋疲労」ですね。
背景には「オーバーワーク」があります。
この2点を踏まえてぎっくり腰のあなたが今すぐやるべきことは以下の通り
②硬くなっている筋肉を柔らかくする(治療へ行くor自分でほぐす)
③しっかり休む(睡眠時間を十分にとる)
上記の3つの対処法は、ぎっくり腰の原因を理解したうえで出した解決方法です。
>>【2021年】腰痛のプロが厳選! 今すぐ使うべきおすすめ腰痛グッズ【9選】
ぎっくり腰の原因が体重が重いことだと信じ込みダイエットしたり、原因不明のままにして何をして良いのか分からなくて同じことを繰り返すのではなくしっかりと原因を理解し、適切な対処法を選ぶのはあなたなのです。
まとめ
今回の記事のまとめです。
●ぎっくり腰の原因は「慢性的な筋疲労」であり慢性の腰痛である。
●ぎっくり腰の背景には「オーバーワーク」といわれる「働きすぎ・負担のかかりすぎ」の状態であり、体に過度な負担がかかっているときにぎっくり腰を発症する。
●ぎっくり腰になってしまった時の動作(くしゃみ、ものを持ち上げるなど)はきっかけでしかなく、年齢が若くても負担がかかり続けていれば関係ない。
●ぎっくり腰の原因を理解できると原因に合せた適切な対処法が分かるようになる。
ぎっくり腰は特に痛みが強く、湿布や薬でとにかくその場をしのぎたい気持ちは痛いほど分かります。
ですが、ぎっくり腰の原因は本質を理解しないといつでも何度でも繰り返すという事実を理解しておいてください。
今回の記事は本当にぎっくり腰を根本から改善したい人へ向けた記事です。
説明できるようになったあなたはしっかりとぎっくり腰の原因が理解できている証拠ですね♫
ぜひぎっくり腰で本気で悩むあなたがこの記事を読んでいてくれることを願っています。
今日はここまでになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまたニャ~=^_^=
原因は何でしょうか? 持ち上げ方が悪かったんでしょうか?
誰かぎっくり腰の原因を教えてください。