今日はこんな疑問に答えていきます。
その前に自己紹介だけさせてください。
この記事を書いている私は元理学療法士で今は現役の整体師として活動しており、開業初月から5年目(2021年)まで毎月200回以上の施術を継続。累計3万人以上の腰痛患者さんを施術してきました。
現在では自費の整体院にも関わらず、予約は常に9割越えの整体院を経営しているので割と参考になるかと思います。
- 腰痛がストレッチで悪化してしまう理由は?
- 腰痛が悪化しないストレッチのやり方を解説
ストレッチはやり方を間違えると体を痛める可能性が高いです。
特にストレッチ初心者だと頑張ってストレッチをやっていても、かえって痛めてしまうことが多いのではないでしょうか?
今日はそんなストレッチ初心者さんに向けてストレッチで腰痛が悪化してしまう理由をストレッチを毎日、腰痛患者さんに指導している立場の僕が解説します。
腰痛がストレッチで悪化してしまう6つの理由
腰痛のストレッチで悪化してしまう人はやり方に問題がある可能性が非常に高いです。
「やり方とが悪いんじゃないの?」と言われてしまっている人は確認してみてください。
腰痛の人が行うストレッチで悪化してしまう理由を解説します。
以下の6つです。
2⃣筋肉を伸ばしすぎている
3⃣硬い筋肉を無理やり伸ばしている
4⃣目的ではない筋肉が伸びている
5⃣代償動作が入りすぎている
6⃣反動をつけている
1⃣腰を伸ばしてしまっている
初心者の頃にやってしまう失敗で最も多いのが腰を伸ばす系のストレッチ。
実は腰痛がある人が一番やってはいけないストレッチの方法です。
一般的には知らない人が圧倒的に多く、悪化する人のほとんどが頑張って腰を伸ばしています。
腰が痛いから腰を伸ばせばいいと考える人も少なくないと思いますが、腰痛の仕組みはそんなに単純なものではありません。
ちゃんと腰を伸ばしてはいけない理由があります。
それは腰痛の人の腰の筋肉はすでに伸ばされている状況にあるからです。
痛みやしびれ、コリや違和感などは腰の筋肉がその周りについている筋肉に引っ張られて伸ばされていることで「痛み」として出ています。ここをまずは理解することです。
なぜ腰に痛みが出ているのかその理由を理解しないと正しいストレッチをすることは難しいです。
腰痛が悪化してしまう人は、すでに伸ばされている腰の筋肉をさらに伸ばしていることになります。だから腰痛が悪化するのです。腰のストレッチはその典型です。
結論:腰は伸ばさない!
2⃣筋肉を伸ばしすぎている
筋肉を伸ばしすぎている人はストレッチで悪化してしまいます。
「たくさんやればその分筋肉は伸びるはずだ…」
上記のように思っている人も多いと思います。
これが悪化の原因になっているとも知らずにストレッチしまくっている人を見かけます。
ストレッチは確かに腰痛に対して有効的ではありますが、これはあくまでも程度の問題がありきで考えなくてはいけません。
度を越えるストレッチは明らかにそうですが、そんなつもりがなくても自分が思っている以上に伸ばしすぎているということがあるので注意が必要です。
伸ばしすぎという状態は筋肉を必要以上に伸ばし機能できなくしてしまいます。全身の筋肉はある程度の張力が必要であり、伸ばしすぎてしまうと伸びきったゴムのようになってしまうのです。
結論:ストレッチのし過ぎはかえって逆効果
3⃣硬い筋肉を無理やり伸ばしている
固まっている筋肉をいきなり伸ばしてしまうと腰痛は悪化します。
ストレッチをする前提としてある程度の筋肉の柔らかさをまず確保する必要があります。
硬いままの状態で無理に伸ばせば、当然ですがストレッチによって筋肉は損傷し痛みをひき起こします。
筋肉が硬いまま伸ばすと良くないのは理解できると思うのですが、実際は伸ばしてしまっているケースが非常に多いです。
結論:筋肉はほぐしてからストレッチしましょう!
4⃣目的ではない筋肉が伸びている
本来、伸ばしたい筋肉ではない目的でない筋肉が伸びてしまっていると腰痛が悪化する可能性が高いです。
【A】という筋肉を伸ばすはずが、やり方の違いで【B】の筋肉にストレッチがかかってしまうと必要のない筋肉にストレッチがかかるので体に負担がかかってしまいます。
ストレッチは必ず狙った筋肉が伸びているのか確認しながら行うようにすると腰痛を悪化させることがなくなります。
結論:伸ばしたい筋肉以外を伸ばさないように気をつけよう
5⃣代償動作が入りすぎている
代償動作が入りすぎている可能性が高いです。
例えば、本来不必要な関節の動きや体をねじりすぎていたり、腰をそることで動かない分の動きを補っている状態です。
ストレッチをやるにしても正しい姿勢を心がけないとかえって体を痛めることになってしまいます。
余計な動きが入らないように、ストレッチを行う必要があります。
結論:正しい姿勢で代償動作が入らないようにしよう
6⃣反動をつけている
ストレッチの時に反動をつけるバリスティックストレッチ(動的ストレッチ)になっている人がいます。
要するに反動をつけるようなストレッチは、運動をする前の準備ストレッチとして行われるものなので、腰痛を治したい人がバリスティックストレッチをすると逆に痛める可能性が高いです。
腰痛がある人はストレッチをやるにしてもスタティックストレッチ(静的ストレッチ)を選択するようにしてくださいね。
反動をつけずにゆっくり伸ばすストレッチなので、体を痛めにくいです。
結論:腰痛のストレッチは反動をつけないことが鉄則です!
ストレッチは多くの人が思っているより難しい
ストレッチは、多くの人が思っているより難しいです。
適当にやっても効果は出にくいですし、むしろ痛めてしまうことが多いのであなたがもし腰痛を改善したいと思ってストレッチに励んでいるのであれば正しいストレッチを覚えて実践する必要があります。
ストレッチは結構、気軽にできてしまいますし、動画やテレビでやっている先生たちは体の事をある程度理解したうえで行っているので簡単そうにやってしまいます。
ストレッチ初心者のあなたがすぐに先生のようにストレッチを行うことは難しいので、基本的なポイントをしっかりと抑えておく必要があります。
・ストレッチは腰を伸ばしてはいけない
・ストレッチはやり方を間違えると体を壊してしまう可能性がある
・正しいストレッチは思っているより難しい
実際には一般的なイメージとは違うことが非常に多いので、上記のような正しいストレッチの常識はを腰痛でストレッチをやる前に抑えておけると良いですね!
まとめ
今回のまとめです。
2⃣筋肉を伸ばしすぎている
3⃣硬い筋肉を無理やり伸ばしている
4⃣目的ではない筋肉が伸びている
5⃣代償動作が入りすぎている
6⃣反動をつけている
ストレッチをして腰痛が悪化するには理由があります。
少しでも当てはまっているのであれば、一度ストレッチをやめて正しいやり方を学びましょう!
今日はここまでになります。
ではまたニャ~=^_^=
何か悪化する理由があるのでしょうか? 正しいストレッチのやり方を教えて下さい。