今日はこんな疑問に答えていきます。
腰痛がどのくらいの期間で治るのか目安として事前に知っておきたい気持ちはすごく分かります。
当然、短期間で治したい人がほとんどだと思いますが、自分の想像していた期間と現実にかかる期間があまりにも違いすぎると心が折れてしまいそうになりますよね。
なので今回は腰痛を治していくうえで一つの目安にするべき期間を解説していきたいと思います。
この記事を書いているのは元理学療法士で現役整体師のニャンちゅうです。5年前に開業し、今では月の予約が常に埋まる腰痛専門の整体院を経営しています。
☑ 本記事の内容
- 腰痛はどのくらいの期間で治るのか?
- 腰痛をなるべく短期間で治す方法は?
- 腰痛を治す期間中は「自分ルール」を作り、守ろう
★この記事を読むメリット★
・腰痛がどのくらいで治るのか把握できるようになるので治そうという気持ちになれます。
・腰痛を短期間で治すためにするべき行動が分かります。
では早速解説していきます。
腰痛が治るまでの目安期間はおよそ3か月です
自分の腰痛がどのくらいの期間で治るのか不安な人も多いと思います。
プロの整体師として正直なことを言えば、どうしても個人差があるので治る期間にもばらつきが出てきてしまうものです。
例えば以下のようなことに個人差があります。
・生活の環境が違う
・体の体質が違う
・時間やお金のかけ方が違う
全ての人が色々な要素が違うので条件の違いがあることを前提にしながらこの記事を読んでいただければと思います。
腰痛を治すときにの取り組み方にもよりますが、しっかりと根本的な改善を求めた場合、最短で3か月~6か月程度の期間がかかります。
結構期間がかかるなと思われた方も、意外とすぐ治りそうと感じた方もいるかと思いますが、体の状態を変えていくということはそんなに簡単ではないということです。
例えば、分かりやすく骨折に例えてみましょう!
折れた骨を、手術でくっつけたとします。
誰でも分かる通り、すぐに元通りなんてことはありませんよね。
やはり骨が完全にくっつくまでには数か月程度の期間はかかります。
腰痛も骨折と全く同じということです。
体に腰痛を治すための刺激を入れてもすぐに反応してくれるわけではなく、ある程度の時間(期間)をかけて修復していくのが体のルールというものです。
もちろん3か月より早く治る人もいますからね(^^♪
当然ですが、3か月で治らない人もいるので次にそのあたりも解説しておきますね。
腰痛の重症度によっても治癒期間は変わる
一言で腰痛と言っても、症状が軽い人~症状が重い人までさまざまです。
当然、腰痛の重症度が高ければ治癒までの期間もかかってしまうことは普通にあります。
重症度が高い人の特徴は?
・大がかりな手術をしたことがある(内臓、整形的な手術)
・腰痛以外にも色々な症状が出ている(膝や首も痛いなど)
・関節が明らかに変形している
・80歳以上の高齢者(長い年月をかけて悪くなっている)
上記のような特徴がみられる人は、重症度で言うとかなり高い可能性があるということは言えると思います。
そんな重症~超重症の場合、6か月(半年)~1年くらいの期間がかかることも普通にあります。
腰痛を治したい人は必見! 具体的な治療スケジュールを公開します!
私が実際の患者さんに向けてしている腰痛を改善するための治療期間とスケジュールを公開します。
以下の通りです。
①初期 (痛みが強い時期) 1週間に1回~2回の治療(最初の1ヵ月目)
②回復期(痛みが落ち着いてきた時期) 2週間に1回の治療(2か月目~3か月目)
③メンテナンス期(痛みがほとんどない時期) 1か月に1回の治療
④終了(痛みがなく再発しない時期)
2~3の時にはほとんどの人がまだたまには痛いけど、生活は問題なく送れるというレベルになっていきます。
腰痛でいうと「自制内」という状態です。こちらの記事でも詳しく説明しています。
腰痛を短期間で治したい人は原因把握とセルフケアをしよう!
もっと腰痛を確実に短期間で治すには、2つのポイントを抑えることが必須です。
②セルフケア
短期間で腰痛を改善するには、それなりにやることがあります。
①原因の把握
腰痛を短期間で治したいのであれば、早い段階で腰痛の「本当の原因」を把握することです。
治らない人は、自分の腰痛がなぜおきているのかの原因を全く理解していないことがほとんどです。
特にほとんどの人が薬でごまかしたり、その場をしのぐことだけを考えてしまっています。
原因が分からないのでいつまでも改善せず、長期間かかってしまっているのです。
短期間で腰痛を改善したいのであれば、当てずっぽうではなくまずは「原因」を明確に把握することです。
以下の記事も参考にして下さい。
>> 腰痛の原因は腰じゃない!? 筋・筋膜性腰痛を理解しよう!
②セルフケア
もう一つの短期間で治すポイントは「セルフケア」です。
自分で治そうとケアをすることです。
先ほどの原因把握ができていないと自分で的確にケアをすることさえできませんが、とにかく自分で治そうと努力することです。
具体的には、筋肉をほぐしたり、ストレッチ、体操などを行うということになります。
自分で治したい人はこちらの記事も参考になるかと思います。
>>【2021年】腰痛のプロが厳選! 今すぐ使うべきおすすめ腰痛グッズ【9選】
治療をしながらだとセルフケアは以下のようなイメージでやりましょう!。
治療 ➡ セルフケア ➡ 治療 ➡ セルフケア ➡ 治療
(治療と治療の間は1週間空いているとします)
上記のように治療と治療の間をセルフケアでつなぐイメージです。
常に体を治す刺激を入れ続けることが短期間で改善するためのコツです。
腰痛を治すと決めた期間は「自分ルール」を作ろう
腰痛を治したい人は普段の生活が重要なので何をやっていてもいいわけではないです。
「私がルールを作ります」といいたいところですが、それではあまり意味ないのでこうしましょ!
大切なことは治すと決めた期間は「自分ルール」を作りそれを守ること。
自分で腰痛を治すためのルールを決めましょう!
特にやらないことを決めるといいです。
自分に厳しくできる人はこれはやらないようにするということを決めて心に誓いましょう。
僕が腰痛ならこんな自分ルールを作ります。
ルール①1時間以上テレビを見続けない
ルール②必ず椅子に座る
ルール③夜更かしはせずに11時には寝る
ルール④毎日ストレッチを寝る前に20分やる
ルール⑤スマホでyoutubeをみない日を作る
ルール⑥ウォーキングを3日に1回始める
人に言われてルールを守るんじゃなくて、自分で3か月だけはルールを守るというふうに決めてしまいましょう。
紙に書いて冷蔵庫にでも貼っておくのもGood!
少し厳しめにすると生活が変わるので5個~6個くらいのルールを作るのがおすすめ!
「自分ルール」の導入は参考にしてみて下さい。
生活習慣を変えるなら以下の記事も参考になります。
>> 無理なく生活習慣を改善するたった1つの方法を教えます!
腰痛が長期間治らない人はこんな人 【絶対マネしちゃだめ!】
腰痛が長期間治らない人のマネしちゃいけないところを解説します。
・生活は今までのまま変えようとしない
・腰痛を人のせいにする
・治療に来ていても常に受け身
・常にグチと文句ばかり
・お金や時間をかける気がない
・内心治らないとあきらめている
・とにかく腰をもんでほしい
上記は腰痛が長期間にわたり治らない人の特徴です。
実際に現場での腰痛が治らない人の特徴をもとにした内容なので、当てはまらないようにしてください。
まとめ
最後に今回の記事内容をもう一度まとめます。
●どうしても個人差があり重症度が高ければ、治療期間や治癒までの期間も長くなります。
6か月~1年も普通にかかる人もいる。
●短期間で腰痛を治したい人は①原因把握と②セルフケアが必須。
●腰痛を早く治したい人は守れる「自分ルール」を作ってまずは治療期間の3か月は守りましょう。
●腰痛が長期間治らない人の特徴はマネしちゃだめです。真逆に進みましょう!
※腰痛の治療期間はあくまでも目安になります。
そこには個人の努力や体の個人差などが大きく関与するからです。
腰痛をなるべく短期間で治したい人は、適切な治療期間を把握して長期間の慢性的な腰痛を回避してください。
この記事で腰痛患者さんが一人でも救われれば本当にうれしく思います。
では今日はここまでになります。腰痛のことで悩んでいる人は他の記事もごらん下さい。
>>【必見】腰痛になったら病院に通うべき?【プロの答えはNO】
>> 【悲報】「痛い」が口癖の人は治らない!? 【結論:可動域を見よ!】
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまたニャ~=^_^=
治療(治癒)期間や短期間で治す方法があれば知りたいです。
先が見えると少し安心できそうなので…お願いします。